6月に、生徒たちは植物の進化に関するDVDを観ました。
このときにアンケートをした結果、最も多くの生徒たちが興味をそそられた植物は
「食虫植物」でした。
なぜ植物が虫を食べるのか、というと
植物の三大栄養素(園芸コーナーの肥料の袋に書いてある
「窒素・リン酸・カリ」です)のうち、根から取り込む窒素が足りなくて
仕方がないから葉で虫を捕まえて食べ、消化して窒素を取り込めるように進化したからです。
タンポポほどには見かけない食虫植物ですが
最近では、ホームセンターなどで数百円で手に入れることができる種類もあります。
浜頓別高校の理科室にもいます。
なんと、
浜頓別町内にも食虫植物が自生しているという情報をいただき
実際に観察できる場所に連れて行っていただきました。
笹の葉の他に、赤い草が生えているのがわかりますか?小さい白い花も咲いています。
モウセンゴケがたくさん生えていると、ひな人形の飾りに使う赤い布・毛氈(もうせん)のようなのでモウセンゴケという名前になったようです。
(コケという名前ですが、種子植物です)
これです!モウセンゴケ!
丸みを帯びた葉っぱに、たくさんの毛が生えています。
毛の先には液体がついています。この液体は甘い匂いですがネバネバしていて、寄って来た虫をくっつけて捕まえます。
よく見ると・・・この写真でもお食事中です。
浜頓別町には、普通のモウセンゴケだけでなく、レッドデータブックに載っている
ナガバノモウセンゴケも生息しています。
少し葉っぱの形が違うのがわかりますか?
夏休みが明けたら、実物は持ってこられませんが、生徒たちに情報を伝えたいと思います。