11月30日(木)、北海道医療大学心理科学部教授 冨家直明 様を招聘し、講演会及び教員向けの研修会を行いました。この事業は北海道いじめ問題等解決支援外部専門家チーム派遣事業として行われ、いじめを防止するために必要な「自己理解や他者理解」「ストレスの対処方法」等について講演いただき、本校生徒や教職員ととともに保護者や町の学校関係者が熱心に耳を傾けました。
生徒向け講演会では、いじめを未然に防ぎ豊かな人間関係を築くためのコミュニケーションスキルとして、幼少期からのコミュニケーション力の成長の過程から、高校生は自ら解決する能力を持つこと。そのためには、好き嫌いの壁を乗り越え心のドアを少し開けておくこと。コミュニケーションスタイルとして自己中心型や遠慮型よりもアサーティブ型が理想であること。ストレス対処方法として原因帰属のくせを知り、柔軟な思考を持ちやる気の出る合理的な選択をすることなどをお話しいただき、学校生活や卒業後の豊かな人生を送るための多くのヒントを学ぶ機会となりました。
放課後は教員向けの校内研修として、生活習慣とうつ病(無気力)の関係やうつ病の診断基準、認知行動療法の視点から、三大否定思考や柔軟な思考力を身につけるための思考と行動・ストレス対処力など、生徒と接するためのスキルや働く上でのライクワークバランスを整えるヒントを学ぶことができました。
お忙しい中、ご講演いただいた冨家様に感謝するとともに、豊かな人間関係を築くコミュニケーションスキルを浜高の文化として生徒・教職員で構築していきます。ありがとうございました。
真剣な表情で講演に耳を傾ける生徒たち
教員向けの研修会の様子